名前は「SGLT2阻害薬」と呼ばれていて、記事タイトルの通り、「血中の高血糖を尿から排出させ、血糖値を下げる薬」となります。
以前は、糖尿病かどうかの判定基準を「尿糖が出てるかどうか」で判断していましたが、この糖尿病薬(SGLT2阻害薬)は、尿として糖を外に出す働きがあるのです。
昔の考えでは、想像出来ない糖尿病薬と言えます。

糖質の多い食事をする⇒血中が高血糖

健康人は体内のインスリンが、正常な血糖値へ下げてくれます。糖尿病人は体内インスリンの分泌に異常があるため、高血糖のまま(=糖尿病)となります。

そこで、今回のSGLT2阻害薬が効果を発揮します。
SGLT2阻害薬は尿から糖を排出するように働きかける作用があるので、
血中の高血糖が下がる事に繋がっていくのです。
また一方で、血中の糖は通常エネルギーとして使用したり、体内インスリンで減少しますが、
それでも余ると、糖は中性脂肪(肥満のもと)へ変わります。
この余分な糖をSGLT2阻害薬によって、積極的に尿として排出してしまえば、血糖値も下がりますし、体重も減少していくので大変注目されてるという訳なのです。
SGLT2阻害薬・・・凄いですよね。

SGLT2阻害薬のメリット
・体重の減少
・低血糖リスクの減少
・血圧の減少(尿による体内水分の減少)
・コレステロールの減少
SGLT2阻害薬の注意点
・脱水
・尿路感染
・血糖値は正常値でも、常に尿糖が+で出る
メリットも注意点も、尿から糖を排出する(多尿)ことから起こるものです。
併用出来る糖尿病薬もあるという事なので、


糖質制限食を実施すれば、糖尿病薬は必要なくなる可能性が高いです。
しかしながら、私が60代になった時の事を考えると、余生を楽しみたいので、糖質を制限してばかりの余生はいかがなものか?だと思い始めるようになりました。

インクレチン関連薬や今回のSGLT2阻害薬のような副作用の少ない糖尿病薬を服用していく事も余生を楽しむためには必要ではないかと・・・思う訳です。
いかがでしょうか?
そういう意味でも若いうちは糖質制限による血糖コントロールを行い、治るものなら治しておく、
または自然と血糖コントロールできるようにしておく
そいった事が、余生を楽しむためにも今必要な事なんだと感じています。


